国産い草と日本の原風景
日本の伝統文化である畳のお部屋は、 住環境の洋風化に伴い、 大変少なくなって来ました。 時を同じくして畳の原料であります「いぐさ」の生産拠点が 、国内から中国へと移って行きました。そういったことから日本の国土からいぐさ畑の原風景が急激に無くなって参りました。 熊本県八代地区には、いぐさ畑をみることができますが、 今から30年くらい前までは、岡山県でもJR早島駅沿線に一面いぐさ 畑の原風景が広がってるのを電車から見ることができました。 昨今、大気汚染が問題になっておりますが、 いぐさには空気をきれいにする不思議な力があります。 この畳の部屋・いぐさ畑が復活してくると、日の本の空気がきれいになる。空気がきれいになると人々のこころもきれいになっていくと思います。 我々はそういったことからも畳文化の復活・いぐさの原風景の復活を目指し活動をしています。
【熊本県八代産天然素材】
すっぴんいぐさ
岡さんの「すっぴんいぐさ」と出会ったのは10年以上も前の話です。 20年以上花ござの世界でお仕事をさせていただいていましたが この何とも言えない昔懐かしい干し草の香り、 つやつやに光り輝く草、 生命力があふれ出るいぐさ、 「いぐさにこんな草があるのか!」という驚きでいっぱいで、「ぜひこのい草を使って花ござを作りたい」とひとめぼれしてしまいました。 岡さんが本当に一生懸命、丹精込めて育てた草だということがだれの心にも響くようなそんないぐさです。
すっぴんいぐさの生産者岡さん
- ◎「泥染めしていない」
泥染めしていないため、土の粉がでません。
そのためいぐさ本来の「肌触り」を味わってください。
- ◎「昔懐かしい干し草の香り」
「色」「艶」「香り」すっぴんいぐさは 土つくりにあります。
使っていく間に黄金色に変わっていく、上質のいぐさならではの変化を楽しんでください。
- ◎「減農薬栽培で育てています。」
減農薬栽培で育てられたすっぴんいぐさは 環境にも健康にも優しいいぐさです。
前年菜の花畑→お米(除草剤を使わない)→環境・循環農業を実現しています。
菜の花畑 本田い草植え付け12月 網張り5月 刈り取り7月 乾燥室へ すっぴんいぐさ
【土つくり】~土の呼吸~ 稲わら・い草くず・もみ殻・米ぬかを自家製の土着菌(菌はおにぎりでつくっています。)で2年かけて発酵熟成させた堆肥や 綿実粕・大豆粕・カニ殻・菜種油粕・米ぬかなど自家製の菌(土着菌)で冬場の2月頃から発酵熟成させた自家製有機肥料をつかい 土つくりをしています。
【植物の活性化】~天恵緑汁(成長ホルモン剤)~ ヨモギ・セリなどの植物を黒砂糖に漬け込み発酵(天恵緑汁)できあがった黒砂糖発酵液とミネラル水・艶のあるいぐさを育て、農薬を減らしています。 すっぴんは、染土、着色剤、添加物など何もしようしていません。
い草の効能
長い間日本人に愛されてきたイ草には、予想以上に素晴らしい効能があることが分かってきました。
◯空気の浄化 | シックハウスの原因となる二酸化窒素やホルムアルデヒド等の有害物質を吸着してくれる。 |
〇湿度調整 | い草のスポンジのようなふんわりした構造が織物に弾力性をもたらし、吸湿・発散作用があり保湿性に優れています。 |
〇抗菌性 | 腐敗細菌に対して抗菌作用があり、足の微生物に対しても抗菌作用が認められているそうです。 |
〇健康食品として | 昔は、煎じて炎症を抑えるための薬草として使われていたようですが、 現在は粉末にして食用としての利用も有効で、食物繊維が野菜に比べて非常に豊富です。 |
〇リラックス効果 | フィトンとバニリン(バニラエッセンス)という成分が放出され心を落ち着かせる効果があります。 |
あの何とも言えず郷愁を誘われる香りのい草の織物「花ござ」「すだれ」を 暮らしの中に取り入れてみませんか。